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リドリー・スコット 2015年『オデッセイ』 原作とは別の楽しさ≒痩せるマット・デイモン

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アンディ・ウィアー『火星の人』という小説の映画化作品。

 原作はもしも火星に置き去りにされたらどうサバイバルするか?を極めて緻密に描いていて、色々な課題を計算と科学の知識で解決していく面白さがあるのだが、映画では火星でのサバイバル術の描写は薄めで、むしろ火星に取り残された主人公をどう救出するか?の方に相対的な比重が置かれているように見えた。小説であんだけ苦労した3200キロの旅がすぐ終わるからね。でもまあ、これはこれでとても面白く、最後の救出作戦も手に汗握った。映画化としては正解かもしれない。細かい話とか見ていられないでしょう、という判断なのだろう。原作はあくまでシミュレーションの楽しさを追求しているため興味の無い向きには非常にどうでもいい話だしなぁ。逆に、この映画はどんどん痩せてい行くマット・デイモンを見る楽しみとかもある。というか、この映画で一番スゴイと思ったのは痩せたマット・デイモンだった!

水も空気も無いところで一年以上生き延びるには?ということに知的な興味を感じる向きは原作がオススメ。そういう話がどうでもいい人は映画をオススメする。

原作も同様だが主人公に恋愛話が全く絡まないのが闇を感じてなんかいい。